「我慢し続けた結果、心がすり減ってしまった」
〜保護者の方から伺った、ある結婚と家庭の話〜
先日、ある保護者の方から、胸が締めつけられるようなお話を伺いました。
その方は静かに、しかしとても重い経験を語ってくださいました。
その方は若い頃、実家での生活がとても息苦しかったそうです。
お母さんの管理が厳しく、細かいことまで口を出され、自分で選ぶ自由がほとんどなかったといいます。
「早く家を出たい」
その気持ちが大きくなり、結婚こそが唯一の escape だと感じてしまったそうです。

ただ、その結婚は…
本当に好きな相手ではなく、
相手の強引さや勢いに押されて決めてしまったものだったと。
心のどこかで
「なんか違う」
そう思いながらも、実家から解放されることを優先してしまった、と。
そして、もう一つ大きかったのは
「別れると言ったらストーカーのように執着されるかもしれない」
という恐怖でした。
不安と恐れから、結婚を選ばざるを得なかったと語っていました。
結婚後は、条件として
「暴力を振るったらすぐに別れる」
と強く伝えていたこともあり、身体的な暴力は最初の一度を除いて無くなったそうです。

しかし——
その代わりに、言葉による攻撃が続きました。
毎日のように
・実家の親への悪口
・人格を否定する言葉
・選択を制限する発言
が続き、
その方はただ黙って耐えることを選んでしまったと言います。
「我慢していれば、そのうちわかってくれる」
「家庭を壊したくない」
そんな思いから、言い返すこともせず、助けを求めることもせず、
ずっとひとりで抱え込んでしまったそうです。
しかし、その結果、
・仕事を止められる
・友人との関係を断たれる
・外出すら制限される
まるで軟禁状態のような生活になってしまいました。
その方は、こう振り返っていました。
「我慢すれば家庭が守れると思っていた。
でも実際には、私の心が壊れていっただけだった」
「黙っていることが、相手に“してもいい”と思わせてしまった」
「境界線を引くことが必要だったんだと思う」
その言葉が、とても印象に残っています。

■ このお話から感じた大切なこと
その保護者の方は、こう伝えてくれました。
「どうか、同じ失敗をしてほしくない」
・自分の気持ちを押し殺さないこと
・我慢だけで家庭は守れないこと
・“嫌なものは嫌”と言っていいこと
・自分の人生を誰かに支配させないこと
そして何より、
助けを求めることは弱さではなく、生きる力だということ。

■ 最後に
この方は今、
「ようやく自分の人生を取り戻せてきた」と、穏やかな表情で話してくださいました。
でもその背景には、長い苦しみと孤独があります。
子育てをしている私たちにとっても、
・自分を大切にすること
・境界線を持つこと
・誰かに相談できる環境をつくること
は、とても大切なテーマです。
もし今、同じように苦しんでいる方がいたら…
どうかひとりで抱え込まないでください。
信頼できる人に話すことから、少しずつ状況が変わることがあります。
この体験を語ってくださった保護者の方に、心から感謝します。
そして、この文章が誰かの気づきや救いにつながればと願っています。

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